映画化されているらしい『ぼぎわんが、来る』を読んだ。
シリーズ丸ごとドハマリしてしまうくらい面白かったので、読書感想文を書く。小学校以来の読書感想文。
Kindle Unlimitedでも読めます!
『ぼぎわんが、来る』を読んで思ったこと。怖い。
率直な感想。マジで怖い。
活字体でじっとり汗を書いたのは久しぶりかもしれん。
ぼぎわん、来ないでほしい。
結構アグレッシブな怪異の癖に、電話掛けてきて怖がらせたりするの本当にやめてほしい。
陰湿すぎる。
ぼぎわんとはなんぞや、というと主人公の幼少期におじいさんの家のドアに訪ねてきた謎の怪異である。
こいつは自分の見知った人間の声を使って山に呼ぶ。訪ねてきても絶対返事してはいけない、というのがじっちゃんが教えてくれたルール。
これに返事をしてしまったのが幼き日の主人公。結婚して子どもも生まれてイクメンパパとして家族を守ろうとしている時にぼぎわんが、来る。
またしても色んな声で妻や子供を山に呼ぶ。そこで助けに入るのが霊能力者(?)比嘉真琴!
『ぼぎわん』の正体を探り対処法を探す野崎視点では謎解き要素が楽しめる。
『ぼぎわんが、来る』のあらすじ
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。
取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。
正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。
一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。
はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。
怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!
ややネタバレ ホラー×◯◯◯◯×ミステリ。 『◯◯◯◯』とは?
ここからは多分知らないほうが楽しめるからややネタバレとさせていただく。とはいえホラーとミステリは微妙なんだよな~って思う人はここから先読んでもらっても、手に取るきっかけとなるかもしれない。
この人の作品はホラー×ヒトコワ×ミステリの塩梅がかなりちょうど良い。
読み終わった後に恐怖だけじゃなくじっとりとした嫌な汗をかいている。
いろいろなキャラクターの主観視点が切り替わるのも、あとになってゾワっとする瞬間がある。
現実世界で嫌なことから逃げたいなら小説の世界でじっとりする、みたいな治療薬として俺は使っている。
このシリーズは絶対読み返す自身がある。ぜひ読んでください。
Kindle Paper Whiteで快適な読書ライフ
Kindleを読むためだけの端末とは・・・となる所ですが
スマホだと通知が来てうるさい。
リアル本だと気分によって違う本を読みたい所、持ち運んで無いと詰み。
Kindleなら本棚丸ごと持ち運べるから心配無用。
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