映画『推しの子』を見てきたのでレビューしたいと思う。
前提として、俺は推しの子のアニメは未履修で、ドラマも見ていない(なぜ映画から見に行った?)
正確にはアニメは中盤くらいまで見ていて、ざっくり言えばルビーがB小町を結成してMEMちょと有馬かなが加入して、アクアくんが黒川あかねちゃんと色々あったリアリティーショーに出演し終わったくらいのところだった気がする。
要するに『アイが死ぬように仕向けた犯人』が判明していない段階でアニメ視聴が止まってしまっている状態。もちろん漫画も未履修である。
コアなネタバレが無いように所感を書いていこうと思うので、読んでいただけると幸い。
結論:アニメ未視聴でも楽しめるがドラマは見たほうが良い。
俺はアニメ未視聴でもめちゃくちゃ楽しめた側だった。
ドラマの続きとは言え、『推しの子』の肝となる、ルビー(斎藤なぎさ)とアクア(櫻井海音)が伝説のアイドル『アイ』の双子の隠し子として転生するシーンが詳細に実写化されている。
あの長いストーリーを映画一本にまとめる上で省かれている部分はルビーとアクアが芸能界で奮闘し、アイ殺しの真犯人の正体にたどり着く過程すべてだ。
この映画はアクアとルビーが転生する⇛(中略)⇛犯人を見つけて物語を終わりにする、ただそれだけです。
中略部分の展開がばっさりカットされているので、純粋に作品のストーリーを楽しみ切りたい人は絶対にドラマを見た上で映画を見ることをおすすめする。
ドラマでも産婦人科医吾郎(アクアの前世)と吾郎の元患者のさりなちゃん(ルビーの前世)が絆を深めるシーン、二人がアイに熱狂し、そしてアイの子どもとして転生するシーンがしっかりと描かれる。
ドラマを見てから映画を見れば、推しの子で一番アツいシーンを、大迫力のスクリーンで復習することができる。
ドラマ見てないと急な展開に感じるかも
『推しの子』のあらすじと、何が良いのかを俺なりに解説する
『推しの子』のあらすじを200文字でまとめる
「【推しの子】」は、アイドル「アイ」の子として転生した双子の兄妹、アクアとルビーの物語。
アクアは前世の記憶を持つ医師、ルビーは前世でアイを推していた少女。
アイは16歳で秘密裏に双子を出産するも、熱狂的なファンに殺害されてしまう。
復讐を決意したアクアと、アイドルを目指すルビー。
二人はそれぞれの道で芸能界に挑み、母の死の真相と、父親の正体に迫っていく。
『推しの子』はいろんな愛を楽しむ作品・ちょっとミステリ
あくまで『映画 推しの子』を見てみよっかな~くらいに思っている人に俺なりの推しの子のオススメポイントをお伝えしたい。(推しの子ガチファンの方には浅く思われると思います。)
個人的にこの作品で楽しむべきは個性的なキャラクター同士の様々な形の『愛』が見られるところだと思っている。
まずは主人公であるルビーとアクアはどちらも『アイ』のオタクで熱狂的なファンだし、ゴロ~(アクア)はアイの主治医としても子どもを絶対に産ませるという決意があった。
ルビーとアクアも前世ではお互いに信頼し合った医者と患者の関係であり、物語の途中でもその絆が効いてくる。
アイの復讐目的で芸能界に成り上がるアクアも他のMEMちょや黒川あかねを一定の仲間として愛を持って生きている。
そこらへんの人間関係の感動も味わえるのが良い。
でもドラマはどっちかと言うと犯人探しメインかも。
一番良かったシーンは『俺が一生推し続ける』のところだと思う
これはネタバレにはならないと思う。
さりなちゃんとゴローは転生後、お互いの前世が誰なのかは気にしないようにしてアイの子どもとしての人生を歩んできた。
本当は心が通じ合っていた医者と患者だったのに。
物語中盤でアクアとルビーの関係がよもやこじれるかと言うところで、アクアがルビーの前世がさりなちゃんだということに気がついた。
ゴロ~はさりなちゃんがアイドルになったら一生推し続けてやる、と前世で宣言しており、自暴自棄になるルビーに対して『言っただろ俺が推し続けるって』と言葉を投げかけ、前世がゴローだったことを明かす。
そうしないとルビーとの関係が破綻するからというのももちろんあるが、単に兄弟と言うだけではなく本当にルビー=さりなちゃんの幸せを願っているアクアの姿が垣間見れるシーンでめっちゃ感動した。
結末は納得がいかないのは事実【以下ネタバレ】
真犯人カミキヒカルがただのサイコパスというオチだったのが微妙すぎた。
アクアが命をかけてまで葬る価値がある相手だったのか?
ええ、ただのサイコパス??
って感じだった。
このnoteの感想がめちゃくちゃしっくり来た。
https://note.com/jolly_coyote379/n/n7ef26875af51#368BCCD5-EB37-4066-A92F-01D667EDB836
こちらのnoteによると、原作では一味違うらしい。
だから原作アニメと漫画にも手を出していきたい。
今回はこんなところで失礼します。
このサイトを見ればお家の中が便利で快適、素敵にできる!そんなサイトを目指してます。
ブックマークやTwitter ・Instagramのフォローもぜひぜひお願いします!
コメント